ももクロとインテリスタの親和性についての一考察

 ももいろクローバーZ快進撃、であります。

 昨年末念願の紅白歌合戦初出場を果たしお茶の間の知名度を大幅に上げ、年頭には目標として国立競技場でのライブを高らかに宣言、さらには日産スタジアムでのライブ発表、さらにさらにスカパーではライブ放送8連発

…などなど、いちいち挙げればキリがありませんがとにかくモーレツに勢いを加速させております。
 いまや「ぜんぜん興味ない人でも名前は知ってる」レベルであり、手前味噌ではありますが当ブログで初めてももクロを取り上げた2年半ほど前のこちらのエントリー内↓
ももいろクローバーに見た「ミライ」 - きじょうのくうろん
において「かつてのモーニング娘。のような国民的なスターになるだろう」という予言を日々実証しているようで頼もしい限りです。

 さて、ひるがえってわたくしのももクロライフはと言いますと。
 ライブやテレビ出演は欠かさず録画し、毎日のブログチェックも欠かさず行っているものの、雑誌などは買い忘れなどがあったりDVDはスルーするものもあったり、なにより公式ファンクラブ「エンジェルアイズ」に加入していない、という非常に中途半端な立ち位置でももクロ応援を続けております。5秒のテレビ出演で大騒ぎしていた2年前であれば間違いなく全てを追いかけていたと思うんですが…年は取りたくないもんじゃ…ゲホゲホ

 閑話休題。特に今年に入ってから目立つのですがツイッター上で私がフォローしております方々が次々ももクロファンに傾倒しております。紅白で知名度を上げたのは間違いないにせよ、普段アイドルの話など一切つぶやかれなかった方も、ももクロの話題を口にしたり語尾にZ!をつけてつぶやかれたりするのをしばしば目にします。僕などは浅く広くの多趣味人間ですからアイドルからサッカー、野球、ゲーム、麻雀の勝ち負けにいたるまで雑多につぶやいているわけですが、年中サッカーばかり見ている、Noサッカー No ライフな方々までもがももクロについて語っているのに驚かされます。共通の話題が増えるのは嬉しいのですが、なぜももクロの話題ばかりが…?そうひしひしと感じていたところ僕のフォロワーさんでサッカーにもアイドルにも造詣の深い「トモミ」さんがこのようなツイートをなされていました。

アイドルファンとサッカーファンの重複の中でも「なぜインテリスタはAKBでもハロプロでもスパガでも女子流でもぱすぽ☆でもアイドリングでもエビ中でも9nineでもbump.yでもなく、ももクロちゃんに集中しているのか」が、かなり気になる。

https://twitter.com/tomomi_0623/status/295729152538075136
 確かにそうです。僕はサッカーチームの中でも特にセリエAインテルを応援しているのでフォロワーさんにもインテリスタの方が多いのですが、サッカー観戦以外は基本無趣味、野球すら見ない、アイドルなんかふだんむしろ毛嫌いさえしている。そういった方々の間でももクロ熱が急速に高まってきているのですね。

 前置きが長くなりました(いつものこと)。今回はなぜサッカーファン、特にインテリスタの間で他のアイドルではなく特にももクロだけが支持されるのか。これを一考してみたいと思います。どうぞよしなに。

 
1.トータルでの勝ち負けより一瞬のネタ
 インテリスタは勝敗も大事ですが、その試合が「笑えるか笑えないか」をかなり大きく重視しています。演出面の過剰さでいろいろ言われるももクロですがあれなしではライブが成立しないのも事実。お笑い要素・ネタ重視、この姿勢でインテルももクロは共通するものがあります。CDの売り上げ〜勝敗(結果)よりもライブでのパフォーマンス〜ネタ要素(過程)が目立つところなどはインテリスタの心を揺さぶる一因ではないでしょうか。

2.長友とCMで共演している
 ロッテアイス「爽」ですね。これ大きいと思います。日本代表サイドバックでありインテルでは左右のラテラルとして奮闘する彼の知名度がサッカークラスタももクロ応援のハードルを下げていることは間違いありません。「伝説」とまで言われた長友のタイコ芸も見ることができましたしね。

長友と仲良し、これはひとつのキーポイントではないでしょうか。

3.インテルカラーの青
 ももクロファンは「青」という色に特別な感情を抱いています。もちろん脱退した早見あかり(旧ももクロでは青担当)を思い浮かべてのことです。紅白ではアカリの名前が入った6人バージョンの「行くぜっ!怪盗少女」を披露して話題になりましたね。ももクロに欠けた「青」という色。これにインテルアズーリ(青)カラーを重ねてしまうのは無理のないところでしょう。

4.スカパー契約者が多い
 セリエAを見るためにはCS放送の加入が不可欠であり、そのついでにももクロライブを見てしまう、という方も多いようです。ももクロライブはその多くがCS放送されるわけですが、今月は無料キャンペーンなどもありライブを無料で多く見ることができました。パフォーマンスを売りにするももクロを売り込むにはやはりライブを見てもらうのが一番効果的。このスカパー加入率の高さもファン層拡大の一員であったはずです。

5.欠員を補いあう姿に共感する
 現在インテルセリエA5位、CL圏内の3位確保が微妙な状況の中でありますが、輪をかけて薄いディフェンス面を中心にケガ人が続出、MFのムディンガイが長期離脱、更には先ごろ前線の要ディエゴ・ミリートが膝を負傷しシーズン絶望と野戦病棟の体をなしています。ももクロも5人という少数精鋭のグループでありながら、年明けそうそうメンバーのMCを担当する佐々木彩夏がインフルエンザで休養、更にはももクロの歌唱力の要である有安杏果の声帯治療による発声の禁止というピンチと戦っております。足りない部分を他のメンバーを補う、この姿に両者を重ねてしまう人も多いのではないでしょうか。


 いかがだったでしょうか。共通項色々あるぞ、と意気込んで始めた割には内容が薄く笑いも少なかった今回のブログ。
 とりあえず今年もインテルスクデット目指して、ももクロはアイドル界のトップを目指して、走れ!走れ!走れ!