ももクロとインテリスタの親和性についての一考察

 ももいろクローバーZ快進撃、であります。

 昨年末念願の紅白歌合戦初出場を果たしお茶の間の知名度を大幅に上げ、年頭には目標として国立競技場でのライブを高らかに宣言、さらには日産スタジアムでのライブ発表、さらにさらにスカパーではライブ放送8連発

…などなど、いちいち挙げればキリがありませんがとにかくモーレツに勢いを加速させております。
 いまや「ぜんぜん興味ない人でも名前は知ってる」レベルであり、手前味噌ではありますが当ブログで初めてももクロを取り上げた2年半ほど前のこちらのエントリー内↓
ももいろクローバーに見た「ミライ」 - きじょうのくうろん
において「かつてのモーニング娘。のような国民的なスターになるだろう」という予言を日々実証しているようで頼もしい限りです。

 さて、ひるがえってわたくしのももクロライフはと言いますと。
 ライブやテレビ出演は欠かさず録画し、毎日のブログチェックも欠かさず行っているものの、雑誌などは買い忘れなどがあったりDVDはスルーするものもあったり、なにより公式ファンクラブ「エンジェルアイズ」に加入していない、という非常に中途半端な立ち位置でももクロ応援を続けております。5秒のテレビ出演で大騒ぎしていた2年前であれば間違いなく全てを追いかけていたと思うんですが…年は取りたくないもんじゃ…ゲホゲホ

 閑話休題。特に今年に入ってから目立つのですがツイッター上で私がフォローしております方々が次々ももクロファンに傾倒しております。紅白で知名度を上げたのは間違いないにせよ、普段アイドルの話など一切つぶやかれなかった方も、ももクロの話題を口にしたり語尾にZ!をつけてつぶやかれたりするのをしばしば目にします。僕などは浅く広くの多趣味人間ですからアイドルからサッカー、野球、ゲーム、麻雀の勝ち負けにいたるまで雑多につぶやいているわけですが、年中サッカーばかり見ている、Noサッカー No ライフな方々までもがももクロについて語っているのに驚かされます。共通の話題が増えるのは嬉しいのですが、なぜももクロの話題ばかりが…?そうひしひしと感じていたところ僕のフォロワーさんでサッカーにもアイドルにも造詣の深い「トモミ」さんがこのようなツイートをなされていました。

アイドルファンとサッカーファンの重複の中でも「なぜインテリスタはAKBでもハロプロでもスパガでも女子流でもぱすぽ☆でもアイドリングでもエビ中でも9nineでもbump.yでもなく、ももクロちゃんに集中しているのか」が、かなり気になる。

https://twitter.com/tomomi_0623/status/295729152538075136
 確かにそうです。僕はサッカーチームの中でも特にセリエAインテルを応援しているのでフォロワーさんにもインテリスタの方が多いのですが、サッカー観戦以外は基本無趣味、野球すら見ない、アイドルなんかふだんむしろ毛嫌いさえしている。そういった方々の間でももクロ熱が急速に高まってきているのですね。

 前置きが長くなりました(いつものこと)。今回はなぜサッカーファン、特にインテリスタの間で他のアイドルではなく特にももクロだけが支持されるのか。これを一考してみたいと思います。どうぞよしなに。

 
1.トータルでの勝ち負けより一瞬のネタ
 インテリスタは勝敗も大事ですが、その試合が「笑えるか笑えないか」をかなり大きく重視しています。演出面の過剰さでいろいろ言われるももクロですがあれなしではライブが成立しないのも事実。お笑い要素・ネタ重視、この姿勢でインテルももクロは共通するものがあります。CDの売り上げ〜勝敗(結果)よりもライブでのパフォーマンス〜ネタ要素(過程)が目立つところなどはインテリスタの心を揺さぶる一因ではないでしょうか。

2.長友とCMで共演している
 ロッテアイス「爽」ですね。これ大きいと思います。日本代表サイドバックでありインテルでは左右のラテラルとして奮闘する彼の知名度がサッカークラスタももクロ応援のハードルを下げていることは間違いありません。「伝説」とまで言われた長友のタイコ芸も見ることができましたしね。

長友と仲良し、これはひとつのキーポイントではないでしょうか。

3.インテルカラーの青
 ももクロファンは「青」という色に特別な感情を抱いています。もちろん脱退した早見あかり(旧ももクロでは青担当)を思い浮かべてのことです。紅白ではアカリの名前が入った6人バージョンの「行くぜっ!怪盗少女」を披露して話題になりましたね。ももクロに欠けた「青」という色。これにインテルアズーリ(青)カラーを重ねてしまうのは無理のないところでしょう。

4.スカパー契約者が多い
 セリエAを見るためにはCS放送の加入が不可欠であり、そのついでにももクロライブを見てしまう、という方も多いようです。ももクロライブはその多くがCS放送されるわけですが、今月は無料キャンペーンなどもありライブを無料で多く見ることができました。パフォーマンスを売りにするももクロを売り込むにはやはりライブを見てもらうのが一番効果的。このスカパー加入率の高さもファン層拡大の一員であったはずです。

5.欠員を補いあう姿に共感する
 現在インテルセリエA5位、CL圏内の3位確保が微妙な状況の中でありますが、輪をかけて薄いディフェンス面を中心にケガ人が続出、MFのムディンガイが長期離脱、更には先ごろ前線の要ディエゴ・ミリートが膝を負傷しシーズン絶望と野戦病棟の体をなしています。ももクロも5人という少数精鋭のグループでありながら、年明けそうそうメンバーのMCを担当する佐々木彩夏がインフルエンザで休養、更にはももクロの歌唱力の要である有安杏果の声帯治療による発声の禁止というピンチと戦っております。足りない部分を他のメンバーを補う、この姿に両者を重ねてしまう人も多いのではないでしょうか。


 いかがだったでしょうか。共通項色々あるぞ、と意気込んで始めた割には内容が薄く笑いも少なかった今回のブログ。
 とりあえず今年もインテルスクデット目指して、ももクロはアイドル界のトップを目指して、走れ!走れ!走れ!

なんの気なしに見たコッパイタリアが意外に面白いネタ試合だった件

12月19日日本時間AM5:00からコッパイタリア4回戦(ベスト16)の試合が行われ、インテルエラス・ヴェローナと対戦しました。
コッパイタリアは日本で言うナビスコカップに当たるカップ戦です。
 僕はゆるゆるなスポーツ観戦好きですのでコッパは偶然起きたら見よう、ぐらいの感覚でした。正直準決勝ぐらいまでインテルが勝ち進んでからじゃないとテンションがそうも上がらんのですよ。
 ところがこの試合、随所にネタ要素が詰め込まれたインテル的には実に「おいしい」試合だったのです!

 対戦相手のエラス・ヴェローナはセリエBに所属しており、確かインテルには一度も勝ったことがないはずで、インテルにとっては比較的楽な対戦相手でした。リーグ戦との兼ね合いも考えてフルメンバーから少し落として試合に臨みます。

 守備の要クリスチャン・キヴが怪我から復帰しこの日スタメンから外れたサネッティに代わってキャプテンマークを巻きます。シルベストレ・ジョナタン・マリガという「いまひとつパッとしない組」もいいところを見せるチャンス。もちろん我らが長友佑都も元気にスタメンに名を連ねます。
キャプテンキヴさん

 前半は攻め込むインテルからボールを奪取して3バックのサイドを突かれる一進一退の展開。気温は0度のうえ霧で視界真っ白だったりなぜか突然試合が中断したりと主審ロッキ(評判の悪い審判)らしいグダグダ感も漂わせつつスコアレスで終了します。

 そして後半、満を持してインテルの愛の波動砲ことフレディ・グアリンが投入されます。長友も「あいつは凄い(何が、とは言わない)」と認めるグアリン、前へ前への推進力に加え、5本に1本くらい決まる中距離弾道ミサイルグアリン砲」という武器も持っています。
 彼の投入によりインテルの攻撃に活気が出始め、50分グアリンのボール奪取からのパスをカッサーノが冷静に流し込み1点を先制します。
 更に54分、長友の突破から得たフリーキックをまたもグアリングアリン砲を相手DFの頭部へ直撃させそのままゴールへ押し込みます。
 2点のリードで余裕の展開となったインテルペレイラサネッティを投入し逃げ切りの態勢に入ります。
 ところがドラマはここからでした。

 相手の強烈なミドルをがっちりとキャッチしたGKカステラッツィがそのまま起き上がれず負傷交代、すでに交代枠3人を使い切っているインテルはフィールドプレイヤーを一人GKに回す必要が出てしまいました。
 そこで出てきたのが復帰明けのキヴ。「おれは素晴らしいから。キーパーできる」と謎の自信を見せれば「じゃあ俺がやるよ」とFWパラシオも名乗り。センターバックが抜けると困るので結局パラシオに「どうぞどうぞ」となりました。なんてベタなダチョウコント!www
けっこう似合ってるGKユニ

 残り10分以上を「FWがキーパー」で凌ぐという異常事態、会場もテレビ観戦していた我々も一気にボルテージが上がります。
 このパラシオという選手、ラーメンマンのような辮髪が特徴の選手なんですが、この日はFWとしては決定機を外すなど今ひとつでした。が、キーパーとしてはその頭部のごとく光りました!



 華麗なパントキック、冷静なキャッチング、そして動画の57秒くらいのとこにある横っ飛びのスーパーセーブ!本職と見まごうほどのはまりっぷりに観衆は喝采、見ているこっちは大爆笑ですwww
 この活躍もあり見事クリーンシートで勝利を収めたインテルが8強に名を連ねることになりました。
 カステラッツィの負傷は気になるし、長友もふくらはぎあたりを痛めたようで心配ですが試合内容は大満足でした。

 たまにこういうネタ試合があるからインテリスタはやめられないんですよね。
 当ブログはこれからも(笑える)インテルを応援していきます!
 

2012日本シリーズ!

 野球ファンの多大なる不支持を受けるこのブログ、取ってつけたように野球の話をします!

 いやあ、見ましたか日本シリーズ!僕の愛する日本ハムファイターズは巨大戦力を誇る巨人相手によく戦いましたが惜しくも破れました。

 エース吉川、勝てないと思ったら左ヒジ負傷してたんですね。
 武田勝、相変わらずのムエンゴ病でしたね。
 4戦目の飯山のサヨナラ打、声出ましたね。
 6戦目で骨折しながらも打った中田の3ラン、声出ましたね。

 2012シーズン、ダルビッシュが抜けて下位予想する解説者が多かった中、よく戦ってパリーグ優勝までもってったと思います。堂々と札幌に凱旋してほしいものです。
 そしてドラフト。なにかと批判の多い日ハムの1位指名、去年の菅野に引き続き大谷翔平の強行指名。「ドラ1の無駄遣い」と言われないように何とか交渉をまとめてほしいものです。難しそうですが。

 さらに田中賢介のメジャー挑戦、コーチ陣の解任などゴタゴタありそうな来季ですが、いい時も悪い時も応援するのがファンというもの。来季も期待して応援することにしましょう。


 ほら、野球もけっこう見てるでしょ。だから批判コメやめて(本音)

【雑記】ブログタイトル変えました

 唐突にブログのタイトルを変えてみました。
 いやなんとなく英語のブログタイトルってとっつきにくくてカッコつけてるイメージあるなって。
 
 ブログのタイトル名は僕が大好きなラーメンズのショートフィルムからいただきました。
 ひらがなにしたのはまるっこくてかわいいからです。深い意味はないです。

 くだんのラーメンズのショートフィルムがYouTubeにありました。ちょっと長いですがお暇なときにぜひご覧下さい。全体的な話としてはベタなんですが構成・演出が素晴らしいです。市川実日子もかわいいです。



 ラストに僕の大好きなキリンジの「クレイジーサマー」が使われているのもポイント高いです。

 今回はご報告まで。今後ともどうぞよしなに。

今だからこそ再考したい上戸彩の魅力

 みなさまおひさしブリーフ!(トランクス派)
 実に五ヶ月ぶりの更新であります。このブログ放置されてんな…ネタないんだろうな…下手すりゃ管理人死んだんじゃないのかな…とか思われる前に(もう思われてる可能性大)ここらで一度更新しておきます。
 そもそもがこのブログの更新が滞っていた主要因が仕事がまぁまぁ忙しかったせいでして、9月の休日が1日だけという社畜っぷり、その上日ハムは好調だしセリエAは開幕するしゲームもやりたいしでなかなかブログまで手が回らなかったわけですね。仕事自体はきついものではないので苦ではないのですが。
 そういえば先ごろ婚約を発表したことで話題になった上戸彩は、ものの話によると16歳から21歳までの5年間で丸一日休めた休日が1日しかなかったんだそうで。ハードな芸能界で休日なしで働き続けるプレッシャーなど僕には想像もつきませんが、その肉体的・精神的なタフさには驚かされます。

 と、まぁうまくつながったところで。今回は上戸彩ウォッチャーとしても名高い(どこでだよ)この私が、もう語り尽くされた感のある上戸彩の魅力について再考してみたいと、こういう主旨でお送りします。どうぞよしなに。

 上戸彩:現在27歳。デビューのきっかけは1997年の全日本国民的美少女コンテストで審査員特別賞を受賞したことでして、注目すべきは最上位賞である「グランプリ」ではなかったことですね(この時のグランプリは須藤温子)。事務所からしてもそれほど大きな期待をかけられてのスタートではなかったということです。
 その後、1999年に4人組アイドルユニットZ−1の一員として歌手デビュー。当時全盛を極めていたSPEEDの流れを汲むダンスボーカルユニットという感じで乾電池のCMなどに出ていました(余談ですがこのZ−1、まだ解散していなかった、ということを最近知りまして、個人的に驚きました)。
こういうグループでした
 個人の仕事としてはカップヌードルのCMでカップルの彼女役として出演。交差点でキスをするシーンで話題になりましたが、本人としては「好きでもない相手とのキスシーンが本当に嫌だった」とのことで撮影前にイカを食べまくって口臭をイカ臭くしてせめてもの抵抗をした、という素敵なエピソードが残っております。
 そして一応ブレイクというのでしょうか、印象に残る仕事として『3年B組金八先生』への出演が上げられます。当時16歳、性同一性障害を持つ鶴本直という少女役を演じて話題になりました。自分の胸をキズだらけにしてサラシをぎしぎしと巻くシーンなど記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。金八こと武田鉄矢も今までの教え子役で一番印象深い生徒が鶴本こと上戸彩であったと述懐しております。
名シーンです
 その後、多数のドラマや映画・CMなどに出演、歌手としての活動もこなし、タレント好感度調査でも常に上位に食い込む人気タレントへと成長し今に至る、とこういう流れになっております。

 さて上記はほぼWikipedia丸写し文章ですがこっからが私見です。
 上戸彩という芸能人が実に14年もの間、芸能界の荒波にもまれながらトップを走り続けたのには、その愛くるしいビジュアル以外にもいくつかの理由が考えられるのではないか、その検証です。

上戸彩には「代表作がない」
 上戸彩が主演するドラマはコケる、というジンクスがあります。低視聴率にあえぎ打ち切りの憂き目に逢った『ひと夏のパパへ』などはその最たるものでしょう。歌手としても上戸彩自身16枚のシングルと5枚のアルバムを発表していますが、3曲以上タイトルを挙げてみろと言われて答えられる人は少ないのではないのでしょうか。よく言われるのが「上戸彩本人のもつ魅力に脚本や楽曲が追いついていない」という好意的な見方があります。この代表作のなさがかえって上戸彩という個人の存在をよりくっきりと浮き出しているのではないのかという気がします。
 覚えているでしょうか

上戸彩は「声がいい」
 上戸彩は17歳から21歳までの5年間ラジオのレギュラー番組を持っておりました。内容はアイドルらしい他愛のないものでしたが、地声がとにかく「鈴が鳴るような」心地よく聞きやすい声なんですね。ナレーションやCMなどで人気が高いのもうなづけます。

上戸彩は「空気が読める」
 上戸彩の特筆すべき仕事として、「M−1グランプリ」の司会が挙げられると思います。前任者小池栄子が笑いをしっかり理解し、つつがなく司会を務められる適任者であったため、後任の上戸彩には多大な重圧があったことと思いますが、実に違和感なくその仕事を受け継ぎ全うしました。さらに「2005トヨタクラブワールドカップ」では乏しいサッカー知識にも関わらず人気面で上位の欧州代表リバプールではなく南米代表サンパウロロジェリオ・セニを応援し放送席のバランスを取っておりました。その場その場に応じた空気を読む力、適応能力が飛び抜けております。
 あらゆる場所で空気読みます

上戸彩は「スタイルが良い(のにそれを誇示しない)」
 上戸彩のスタイルが良いことは周知の事実だと思いますが、上戸彩の素晴らしいところはそこを「売りにしない」ことなんですね。上戸彩自身「体の線が浮き出る服が嫌い」であるという発言をしており、肌の露出をあえて避ける傾向があります。なのでネットの掲示板などには「上戸彩隠れ巨乳画像スレ」などが定期的に立ち人気を博すわけですね。グラビアアイドルが惜しげもなくその肢体を晒している昨今、日本古来の「秘するが華」を体現しているわけです。
 隠れ巨乳

上戸彩は「無邪気」
 上戸彩はとにかく天性の快活さ、無邪気さを持っており、他人との距離感をすぐに縮めてしまいます。具体的に申しますと共演した男性タレントに気安くスキンシップを(何の他意もなく)したり、タメ口を(許される相手なら)あっさりきいてみたり。それらをなんの打算もなく出来てしまうところも大きな魅力です。
 安住アナうらやましす

上戸彩は「劣化しない」
 子役やローティーンの内にデビューし注目を浴びた芸能人は、とかく年齢と共に「劣化した」と罵られ、当時との比較画像などを晒されたりするものですが、上戸彩に関してはこの「劣化」が囁かれることがほとんどありません。デビュー当時のあどけない様子もまた良し、現在のやや艶っぽさを帯びた表情もまた良し、と加齢による見た目の悪影響がほとんどないことは息の長い活動の一助でしょう。

 劣化しません

 以上、「俺の上戸彩画像フォルダが火を吹くぜ」とばかりに画像満載で上戸彩の魅力を箇条書きにしてみましたがいかがでしたでしょうか。
 私見ですが、上戸彩は幼少時に両親が離婚し早くから自立心が芽生えたことで仕事への意欲を持続させ、結婚相手も安定した収入のある年上の頼りがいのある男性を選んだという点で、よく言われるように山口百恵との類似点が少なくないな、と改めて感じております。山口百恵は結婚後に芸能界の一線を退き、主婦業に専念しているわけですが、上戸彩の場合ははてさて。今後の活動に注目であります。
 末永くお幸せに!

 今回はおそらく日本で一番「上戸彩」という単語を使ったブログであろうと自負しております。

上戸彩 カレンダー 2013年

上戸彩 カレンダー 2013年

【検証シリーズ】「ももクロオールスターズ2012」の元ネタを検証する

 ここんとこ「Perfume『JPN』ツアー参戦が終わるまでPerfume以外の曲は聴かない縛り」を自分に課していたので、まー世間から音楽の話題に遅れた遅れた。もともと音楽に関してそれほど幅広く聴く人間ではないのでいいっちゃいいんですが。

 んで、最近一番聞いてるのがももクロ★オールスターズ2012」横浜アリーナ会場限定アルバムですが、僕は通販で入手したので聞き始めたのが遅いです(通販で買える時点で限定ではない気もしますが)。14曲入りで7曲インストなのでほぼこの7曲を無限ループして聴いております。
 七番勝負本も買ったよ
 んで、思ったのが「このCDの曲、子供や若者、最近ファンになった方に伝わってるんだろうか…」ということでして。通常の流通経路に乗らない企画モノCDだけに割と「好き勝手」感に溢れており、「ついてこられない奴は置いてくぞ」感がいつにも増して強いのですね。そこで!おっさんにして新古参モノノフのこの私が!このCDの1曲1曲を詳細に検証してみよう!と、今回はそういう企画です。どうぞよしなに。(※「新古参」は一応Zがつく以前から応援していた、という意味で僕が勝手に作った造語ですので本モノノフの皆様怒らないでくださいね)

M1:渚のラララ
 かなこソロ曲。withザ・ワイルドワンズ…ってさすがに俺も世代じゃねぇ!グループサウンズですからね。スパイダーズとかタイガースとかまぁそのへんのくくりですよ。最近は加山雄三とセットでしか見ませんね。
 80年代ネタの多いももクロですが、一気に60年代まで遡るとは思いませんでした。現在の正式なグループ名は「加瀬邦彦ザ・ワイルドワンズ」、リーダー加瀬邦彦(かせ くにひこ)はワイルドワンズの曲以外にも、沢田研二TOKIO」「危険なふたり」などの作曲で有名ですが、「超電子バイオマン」の主題歌とエンディング曲「バイオミック・ソルジャー」の作曲もしておりますね。「バイオミック・ソルジャー」と「バイオニック・チェリー」…似てる!ほら、ね!つながったでしょ(夏菜子ばりにドヤ顔)
 ちなみにタイトル『渚のラララ』はワイルドワンズの代表曲『思い出の渚』とかけたものと思われます。中島らもがエッセイに書いてましたが最近のライブでは「僕たちは『思い出の渚』これ一曲で消えたバンドです。だから今日もこの曲がどこで出てくるか、そこらへんが注目点となってるわけですねぇ」と自虐ネタMCをかますそうです。

M2:涙目のアリス
 しおりんソロ曲。作詞松井五郎・作曲林哲司、80年代の音楽業界をド真ん中で支えたと言ってもいい超大御所です。正直このような企画モノCDの1曲をやらせるのが申し訳ないほどのビッグネームです。
 イントロはオフコース『YES-NO」風、サビは聖子ちゃん風。タイトルは松田聖子時間の国のアリス』としおりんの泣き虫キャラを合わせたものでしょう。
 安定感と引き換えに若干キャラのあいまいさも感じさせるしおりんには、『愛ですか?』しかりこういう王道なアイドル曲がよく似合いますね。

M3:あーりんは反抗期!
 あーりんソロ曲。満を持してヒャダインこと前山田健一氏登場です。この人はパロディを最初っから意識して作るので元ネタがわかりやすい。
 これは90年代〜2000年代初頭にかけてのバリバリのTKサウンド、曲名もずばり言っちゃいましょう、『EZ DO DANCE』です!ラップ部分は前山田氏お得意のボコーダーを使っての変声でしょうが、見事に「呪いのお面」ことDJ KOO声を再現しております。
 すでにこのようなマッシュアップまでw
 詞の方は箱入りあーりんだよぉを前面に押し出したものですが、あーりんソロ曲は「成長期なの14歳」とか「私も高一」とか来年どうすんのって曲多いですよね(笑)

M4:教育
 ももかソロ曲。七番勝負EP.2で対決し、楽曲提供の約束を取り付けた在日ファンクとの共演です。
 くだんの七番勝負ではももかが「熟年離婚」などの言葉を知らずに(知らんでいいと思いますがw)自分の無知ぶりに涙する場面があったそうです。ももかの生真面目っぷりが伺えるエピソードですね。そこらへんの文・芸の両道っぷりを詞に盛り込んだ内容になっているわけですね。
 曲調は前ソロ『ありがとうのプレゼント』から大きく離れたブラックファンクでももかのハスキーボイスによく合ってます。
 ちなみに在日ファンクって人達、何を隠そう僕知りませんでしたコソッ EGO-WRAPPIN'やSuperflyのサポートも務める実力派なんですね。最新シングル「爆弾こわい」では岡村靖幸REMIXバージョンもあるそうで、これは聴きたい。

M5:津軽半島龍飛崎
 れにちゃんソロ曲。暴れ鬼太鼓をさらに強化したようなド演歌です。作曲陣は演歌界でもそれほど名の知れた方ではないっぽい(失礼)ですね。i-tunesに入れるとなぜか曲名が『津軽“海峡”龍飛崎』と表示されたり(自分が見た時は修正されていましたw)、歌詞カードの作曲者田尾将実が将“見”と誤植されてたり、のちに出てくる楽曲で「事務所に推されたい」と訴えるのもわかるズサンさに苦笑してしまいます。
拾い物画像
 元ネタはもちろん『津軽海峡冬景色』でしょう。「きらめく稲妻」などれにちゃんキーワードは入っていることからかなり大雑把にイメージだけ伝えたんだろうな…感をありありと感じます。

M6:シングルベットはせまいのです
 ももたまい(百田・玉井の仲良しコンビ)によるデュエット曲。掛け合い形式のゆるゆるラップ調で、ハルカリ星井七瀬の「恋愛15シミュレーション」あたりを彷彿とさせます。
 メンバー人数分の部屋があってもわざわざかなことの相部屋にする、というファンにはおなじみのしおりん甘えん坊エピソードをそのまま曲にしたという、付き合いの長い前山田氏ならではの楽曲。このネタだけで一曲作れてしまうとこはさすがです。
 曲中では「玉井」と呼んでますが普段は「しおり」と下の名前で呼んでるとこ以外はほぼドキュメントですね。合い間に入っている素のおしゃべりは曲収録中に喋ってたものを録音してそのまま使ったんだそうで。このゆるさがたまりませんねw

M7:事務所にもっと推され隊
 事務所に推され隊(ももか&れに)によるキラーソング。「立ち位置いつも端っこ後ろ」とか「ソロのパートもPVで映ってない」など、緑&紫推しの憤りをそのまま曲にしたような楽曲(苦笑)これも当然前山田ワークス。
 そういえばZ以前はもっと各メンバー公平に推されてた気もします。ヤングジャンプの表紙(モーレツ衣装のやつ)なんかほぼ夏菜子ソロでしたもんね。逆に言うとこういう不満を曲の中でネタに昇華できるというのは、それほど本人達気にしてない上に事務所でもそれほど問題視されてないということなんでしょう。どこのグループとは言いませんが若い入りたての子を次世代エースとしてゴリ推ししてる某グループの揶揄にもなっているような気がするのは大人の下衆な勘繰りです(多分)。
 タイトルとコンビ名はおにゃん子クラブ内の「後ろゆびさされ組」「後ろ髪ひかれ隊」、AKB48の「渡り廊下走り隊」などの秋元康センスをもじったものですね。やはり揶揄なんじゃ(ry

 以上だんだん最後の方やっつけになってきましたが長くなったのでこのへんで。このCDもプレミア付くのかなぁ…。ももクリ(きみゆきとか入ってるやつ)なんて今オクで新品5万近くしますもんね。2,500円と結構値段しますがご購入の決断はお早めに。

KING e-SHOP >
↑キング公式e-shop。受付は5月8日13:00まで!


PS:前回予告した「Perfume海外進出に物申したい」がなかなかまとまんないので保留しときます。大好きなものの問題点を指摘するのは褒め称えるより数倍難しいですね。

初めて「俯瞰」で眺めたPerfumeライブ@真駒内アイスアリーナ

 いきなりお詫びから。
 前回更新の最後に「次回はPerfumeの海外進出について」少々思うところがある、ということで更新予告をしていたわけですが、なんだかんだでライブ当日まで間に合いませんで。んで、ライブを見る前に書いた記事なので見た後だとその「思うところ」ってのにも若干の変化がありまして結局また書き直すハメになったというわけです。次回更新は間違いなくそのテーマで書く予定なのでどうぞよしなに。


 さて行ってまいりましたよ、4月21日!札幌は「真駒内セキスイハイムアイスアリーナ」で行われましたPerfumeライブツアー「JPN」本公演最終日!土日休みを無理やり作って!(結局日曜夜は働いてましたが)
 基本Perfumeがライブで来道するたびに参加してるので「GAME」ツアー・「トライアングル」ツアー・PTAツアー・野外フェス「JOIN ALIVE」に続き通算五回目の対面となるわけですね。今回はそのライブレポを備忘録がわりに簡単にまとめてみます。

−以下軽くネタバレ注意−

 地下鉄真駒内駅からスタコラ歩いて約15分、真駒内アイスアリーナ到着です。
 今回は「キリン氷結Presents」の冠通り思いっきりKIRINの広告があちこちに貼られておりました。

 氷結CMはレザビ発売時からの出演ですからかれこれもう1年になるんですね。サッカー日本代表なみに末永くKIRINさんとは仲良くしていきたいものです。
 会場内でもらったドリンクカップもJPN仕様
 張り切って開場3時間前に到着してしまったのでとっとと物販など並びました。パンフ・Tシャツ・タオルマフラー・ストラップ・スケジュール表などお買い上げ。1万円也。
 レイヤーの方々に写真など撮らせていただいているうちに開演時間(18:00時)に近づき、怒涛のように人が押し寄せてきました。早めに来といて良かったな。

 さて入場。今回はスタンド席。しかもステージからほぼ一番遠い南側のはしっこの席です。めっちゃ遠いです小さいですPerfume。でもほら、今までの会場は言ってみりゃ全部アリーナ席で見てたわけですよ。プロレスとかボクシングとかでも会場全体を見渡せる2階席をわざわざ選ぶのが通なんて言うじゃないですか。長年のPerfumeウォッチャーとして(偉そうに)、ノリノリで騒げるアリーナではなく会場を俯瞰で見渡せるスタンドを「わざわざ」選んだのだ、と無理やり自分を納得させることにしました。セトリのメモや会場の仕掛けやのっちの脚線美を堪能するための双眼鏡も準備し、万全の構えで望みます。ではセトリと共にざっとした流れをば。

・椅子の上に乗っていたグッズ紹介・アンケート用紙などと一緒に広島公演WOWOWでO.A!のチラシが封入。これ最初の方の会場のみ参加された方は手にしてないんじゃないでしょうかね。
 こんなんです
・LSG12装着率は会場の2割程度でしょうか。ジャンパー着用者もそんなに多くなかった気が。まぁあの色は人を選ぶよね…
・既報通りサイリウムなど光り物禁止のアナウンス。これについては次回更新で少し語りたいと思います。
そして!
・「The Opening」に合わせてPerfume登場です!美しい!美脚がまぶしい!
M01「レーザービーム」レーザー演出がハデに盛り込まれていました。これは会場全体を見渡せないとよくわからないでしょう。さっそく得した気分です。(自分に言い聞かせてる)
M02「VOICE
M03「エレクトロ・ワールド」僕を覚醒させた思い出の一曲。無事セトリに入ってなにより。かつてのロックフェスにおけるPerfume楽曲の「飛び道具」です。
M04「ワンルーム・ディスコ
MC1:おなじみ「3人合わせて!Perfumeです!」なんとなく会場全体が揃ってない感。もうこの挨拶も「地下アイドル」時代の名残りでしかないのでしょうか。寂しい限り。
あ〜ちゃんかしゆか2人がハケて、のっち一人MC。案の定早速噛んで客席ニヤニヤ。アイスアリーナの雰囲気を「闘技場みたい」と独特の表現をしていました。
3人に戻ってMC。札幌会場定番の「ファクトリーに人全然集まんなかった話」をあ〜ちゃんが始めます。そして大好きな子供いじり。ライジングサンにも出たいと言ってました。泥だらけになるよ、とポリシックスのフミさんからアドバイスを貰っていたそうです。
かしゆか「お腹がちょっと出てる服を最近買った」そうです。テレビで着るのは恥ずかしいので「Perfume Locks!」収録の時に着てく、と約束してくれました。
ぱふゅクラ同士で結婚された某両氏がPerfumeにいじられ大画面に映ってました。おめでとう!
会場に有名人が一人来ちょるとあ〜ちゃん。なんとなく予想できましたが掟ポルシェ氏です。遠目で見てもすぐわかりました。出身が留萌なので里帰りも兼ねてるんでしょう。「話が長い」とあ〜ちゃんに突っ込まれてました。なつかしのサンパレス早朝アイドル話もしてました。このあたりご新規さんはポカーンだったでしょう(苦笑)
ここで!各会場恒例(らしい)客席グループ分けです。東京ドームをカレー鍋と化したあの感動が甦るの?!と沸き立つ会場。会場向かって右が「ジン」左が「ギス」真ん中「カン」!3つ合わせて「ジンギスカン」です!ご当地ネタ!あ〜ちゃんが往年の名曲「ジンギスカン」をやおら歌い始めましたが「ジン、ジン、ジンギスカーン♪」の後は「ふーにゃらほーにゃら…♪」適当でした。世代じゃないもん仕方ないね。
M05「時の針」振り付け初めて見ました。
M06「微かなカオリ
M07「JPNスペシャ」ヤスタカ氏作、このツアーの為に書き下ろされたインスト曲、だそうです。Perfumeのダンスを堪能できるコーナーとなっております。音源化はなさそうかな…
M08「スパイス」この後グリーンの衣装へチェンジ
M09「GLITTER
M10 メドレー:「シークレットシークレット(インスト)」〜「不自然なガール」〜「Take me Take me」〜「Baby cruising Love」〜「575」〜「I still Love You(イントロのみ)」〜「Love The World」〜「シークレットシークレット」
MC2:「かしゆかの前髪今日めっちゃ揃っとる!」おととい切ったばかりだそうで。トリートメントは2週間に1度だそうで。Perfumeの長髪ストレート担当、影で苦労しています。
3人でJPNグッズ紹介。デザイン出しました!価格も抑えました!バゲッジタグ超べんり!と相変わらずのテレフォンショッピング感を出してました。
M11「ポリリズム
PTAのコーナー
男子・女子・そうでない人〜や定番のサバイバルダンス・ウルトラソウル・はみがきじょうずかなに加え今回から(?)早見優の「夏色のナンシー」が追加されました。なんでしょうこの渋い選曲。というか、あ「恋かなー?」客「YES!」あ「愛かなー?」客「YES!」あ「風が吹くたび〜♪」…あんまり客やることないよねww
あ〜ちゃん新曲ダンス指導。パピラにおける上下上上に対抗して(?)今度は外内外外・内外内内・ぐるぐるぐるパンパン…難しいよ!動き説明しにくいのでLIVE非参戦の方はWOWOWかDVDでご確認&練習のほど。
M12「Fake It
M13「ねぇ
M14「ジェニーはご機嫌ななめ」これが入っていたのは嬉しかったです。いかにもアイドル的なコールが入る曲なのでなくなるんじゃないかという懸念もありました。
M15「チョコレイト・ディスコ
M16「MY COLOR」これです!この曲のサビでさっきの外内外外…をやるわけです。すっごいきつい。帰り道で腕つりました(運動不足すぎる)
ここで本編終了。で、アンコールなんですがこれも全然揃ってないんですよね。もっと力の限りアンコール叫べよ!手拍子サボるな!そこ!座るな!いちいち指導して回りたい気分でした。
(ENCORE)
MC3 なぜかのっちの提案で「万歳三唱」を行うことになりました。「千秋楽」感を出してくれた、ということでしょうか。これはよく揃ってました。日本の美。
外配信もされたアルバム「JPN」めでたく中国でも1位になったそうです。中国語でコメントも録ったとのことですがこれはどこで流れるものなんでしょうか。気になる子。
M17「Spring of Life」歌い終わったあと「人生の春」について語るあ〜ちゃん。泣かせます。
M18「心のスポーツ」ここでさっき指導いただいた「ぐるぐるぐるパンパン!」が炸裂します。合いの手が入れやすいかわりにめっちゃ手が疲れます。
 で、次は「願い」でシメかな。「wonder2」かな…と思ってたところへ
PerfumeツアーJPN公演は以上で終了しました…」のアナウンス。正直意外でした。Perfumeのライブってバラードでしっとり終わるのが定番だと思ってました。ドームも最後の曲は「wonder2」で、ポリリズムは最後の爆発演出が素晴らしすぎたのでアンコール最後に持ってきたという経緯だったので、僕が見た中では始めてのパターンでした。このあたりの様式美はわざと崩したのか、セトリを組む上で外さざるを得なかったのか。いずれにしてもライブ後の余韻を残す意味でこの2曲どちらかで締めるラストを僕個人は痛切に希望いたします。

 最後に、どこまで巨大化・肥大化してもPerfumeの基本スタンスは変わらないんだよ、と3人は約束してくれました。
 しかし、ぎっしり埋まった大会場全体をざっと眺めたところ女性ファンの方が多かったようにも見えました。(僕が最初行ったGAMEツアーは男8:女2ぐらいの割合でした)
 僕が好きになった頃(エレワ発売直前くらいです)のPerfumeとは取り巻く環境や立ち位置も大幅に変化したのを実感します。
 ウエットな感情を引きずったまま帰路につくまでの間、これから世界へ打って出るPerfumeに一抹の不安感が拭えない事を再確認してしまったのも事実です。
 次回更新ではそのあたりの違和感について、これまた長文になると思うのですがなるべく自分の言葉で、自分の思うままを書き綴りたいと思っております。


追記:Liveそれ自体は完成度が高く、最後は俯瞰視点ではなくしっかりノリノリで踊りまくっていたことを付記しておきます。

JPN(初回限定盤)(DVD付)

JPN(初回限定盤)(DVD付)

Spring of Life (初回限定盤)(DVD付)

Spring of Life (初回限定盤)(DVD付)