初めて「俯瞰」で眺めたPerfumeライブ@真駒内アイスアリーナ

 いきなりお詫びから。
 前回更新の最後に「次回はPerfumeの海外進出について」少々思うところがある、ということで更新予告をしていたわけですが、なんだかんだでライブ当日まで間に合いませんで。んで、ライブを見る前に書いた記事なので見た後だとその「思うところ」ってのにも若干の変化がありまして結局また書き直すハメになったというわけです。次回更新は間違いなくそのテーマで書く予定なのでどうぞよしなに。


 さて行ってまいりましたよ、4月21日!札幌は「真駒内セキスイハイムアイスアリーナ」で行われましたPerfumeライブツアー「JPN」本公演最終日!土日休みを無理やり作って!(結局日曜夜は働いてましたが)
 基本Perfumeがライブで来道するたびに参加してるので「GAME」ツアー・「トライアングル」ツアー・PTAツアー・野外フェス「JOIN ALIVE」に続き通算五回目の対面となるわけですね。今回はそのライブレポを備忘録がわりに簡単にまとめてみます。

−以下軽くネタバレ注意−

 地下鉄真駒内駅からスタコラ歩いて約15分、真駒内アイスアリーナ到着です。
 今回は「キリン氷結Presents」の冠通り思いっきりKIRINの広告があちこちに貼られておりました。

 氷結CMはレザビ発売時からの出演ですからかれこれもう1年になるんですね。サッカー日本代表なみに末永くKIRINさんとは仲良くしていきたいものです。
 会場内でもらったドリンクカップもJPN仕様
 張り切って開場3時間前に到着してしまったのでとっとと物販など並びました。パンフ・Tシャツ・タオルマフラー・ストラップ・スケジュール表などお買い上げ。1万円也。
 レイヤーの方々に写真など撮らせていただいているうちに開演時間(18:00時)に近づき、怒涛のように人が押し寄せてきました。早めに来といて良かったな。

 さて入場。今回はスタンド席。しかもステージからほぼ一番遠い南側のはしっこの席です。めっちゃ遠いです小さいですPerfume。でもほら、今までの会場は言ってみりゃ全部アリーナ席で見てたわけですよ。プロレスとかボクシングとかでも会場全体を見渡せる2階席をわざわざ選ぶのが通なんて言うじゃないですか。長年のPerfumeウォッチャーとして(偉そうに)、ノリノリで騒げるアリーナではなく会場を俯瞰で見渡せるスタンドを「わざわざ」選んだのだ、と無理やり自分を納得させることにしました。セトリのメモや会場の仕掛けやのっちの脚線美を堪能するための双眼鏡も準備し、万全の構えで望みます。ではセトリと共にざっとした流れをば。

・椅子の上に乗っていたグッズ紹介・アンケート用紙などと一緒に広島公演WOWOWでO.A!のチラシが封入。これ最初の方の会場のみ参加された方は手にしてないんじゃないでしょうかね。
 こんなんです
・LSG12装着率は会場の2割程度でしょうか。ジャンパー着用者もそんなに多くなかった気が。まぁあの色は人を選ぶよね…
・既報通りサイリウムなど光り物禁止のアナウンス。これについては次回更新で少し語りたいと思います。
そして!
・「The Opening」に合わせてPerfume登場です!美しい!美脚がまぶしい!
M01「レーザービーム」レーザー演出がハデに盛り込まれていました。これは会場全体を見渡せないとよくわからないでしょう。さっそく得した気分です。(自分に言い聞かせてる)
M02「VOICE
M03「エレクトロ・ワールド」僕を覚醒させた思い出の一曲。無事セトリに入ってなにより。かつてのロックフェスにおけるPerfume楽曲の「飛び道具」です。
M04「ワンルーム・ディスコ
MC1:おなじみ「3人合わせて!Perfumeです!」なんとなく会場全体が揃ってない感。もうこの挨拶も「地下アイドル」時代の名残りでしかないのでしょうか。寂しい限り。
あ〜ちゃんかしゆか2人がハケて、のっち一人MC。案の定早速噛んで客席ニヤニヤ。アイスアリーナの雰囲気を「闘技場みたい」と独特の表現をしていました。
3人に戻ってMC。札幌会場定番の「ファクトリーに人全然集まんなかった話」をあ〜ちゃんが始めます。そして大好きな子供いじり。ライジングサンにも出たいと言ってました。泥だらけになるよ、とポリシックスのフミさんからアドバイスを貰っていたそうです。
かしゆか「お腹がちょっと出てる服を最近買った」そうです。テレビで着るのは恥ずかしいので「Perfume Locks!」収録の時に着てく、と約束してくれました。
ぱふゅクラ同士で結婚された某両氏がPerfumeにいじられ大画面に映ってました。おめでとう!
会場に有名人が一人来ちょるとあ〜ちゃん。なんとなく予想できましたが掟ポルシェ氏です。遠目で見てもすぐわかりました。出身が留萌なので里帰りも兼ねてるんでしょう。「話が長い」とあ〜ちゃんに突っ込まれてました。なつかしのサンパレス早朝アイドル話もしてました。このあたりご新規さんはポカーンだったでしょう(苦笑)
ここで!各会場恒例(らしい)客席グループ分けです。東京ドームをカレー鍋と化したあの感動が甦るの?!と沸き立つ会場。会場向かって右が「ジン」左が「ギス」真ん中「カン」!3つ合わせて「ジンギスカン」です!ご当地ネタ!あ〜ちゃんが往年の名曲「ジンギスカン」をやおら歌い始めましたが「ジン、ジン、ジンギスカーン♪」の後は「ふーにゃらほーにゃら…♪」適当でした。世代じゃないもん仕方ないね。
M05「時の針」振り付け初めて見ました。
M06「微かなカオリ
M07「JPNスペシャ」ヤスタカ氏作、このツアーの為に書き下ろされたインスト曲、だそうです。Perfumeのダンスを堪能できるコーナーとなっております。音源化はなさそうかな…
M08「スパイス」この後グリーンの衣装へチェンジ
M09「GLITTER
M10 メドレー:「シークレットシークレット(インスト)」〜「不自然なガール」〜「Take me Take me」〜「Baby cruising Love」〜「575」〜「I still Love You(イントロのみ)」〜「Love The World」〜「シークレットシークレット」
MC2:「かしゆかの前髪今日めっちゃ揃っとる!」おととい切ったばかりだそうで。トリートメントは2週間に1度だそうで。Perfumeの長髪ストレート担当、影で苦労しています。
3人でJPNグッズ紹介。デザイン出しました!価格も抑えました!バゲッジタグ超べんり!と相変わらずのテレフォンショッピング感を出してました。
M11「ポリリズム
PTAのコーナー
男子・女子・そうでない人〜や定番のサバイバルダンス・ウルトラソウル・はみがきじょうずかなに加え今回から(?)早見優の「夏色のナンシー」が追加されました。なんでしょうこの渋い選曲。というか、あ「恋かなー?」客「YES!」あ「愛かなー?」客「YES!」あ「風が吹くたび〜♪」…あんまり客やることないよねww
あ〜ちゃん新曲ダンス指導。パピラにおける上下上上に対抗して(?)今度は外内外外・内外内内・ぐるぐるぐるパンパン…難しいよ!動き説明しにくいのでLIVE非参戦の方はWOWOWかDVDでご確認&練習のほど。
M12「Fake It
M13「ねぇ
M14「ジェニーはご機嫌ななめ」これが入っていたのは嬉しかったです。いかにもアイドル的なコールが入る曲なのでなくなるんじゃないかという懸念もありました。
M15「チョコレイト・ディスコ
M16「MY COLOR」これです!この曲のサビでさっきの外内外外…をやるわけです。すっごいきつい。帰り道で腕つりました(運動不足すぎる)
ここで本編終了。で、アンコールなんですがこれも全然揃ってないんですよね。もっと力の限りアンコール叫べよ!手拍子サボるな!そこ!座るな!いちいち指導して回りたい気分でした。
(ENCORE)
MC3 なぜかのっちの提案で「万歳三唱」を行うことになりました。「千秋楽」感を出してくれた、ということでしょうか。これはよく揃ってました。日本の美。
外配信もされたアルバム「JPN」めでたく中国でも1位になったそうです。中国語でコメントも録ったとのことですがこれはどこで流れるものなんでしょうか。気になる子。
M17「Spring of Life」歌い終わったあと「人生の春」について語るあ〜ちゃん。泣かせます。
M18「心のスポーツ」ここでさっき指導いただいた「ぐるぐるぐるパンパン!」が炸裂します。合いの手が入れやすいかわりにめっちゃ手が疲れます。
 で、次は「願い」でシメかな。「wonder2」かな…と思ってたところへ
PerfumeツアーJPN公演は以上で終了しました…」のアナウンス。正直意外でした。Perfumeのライブってバラードでしっとり終わるのが定番だと思ってました。ドームも最後の曲は「wonder2」で、ポリリズムは最後の爆発演出が素晴らしすぎたのでアンコール最後に持ってきたという経緯だったので、僕が見た中では始めてのパターンでした。このあたりの様式美はわざと崩したのか、セトリを組む上で外さざるを得なかったのか。いずれにしてもライブ後の余韻を残す意味でこの2曲どちらかで締めるラストを僕個人は痛切に希望いたします。

 最後に、どこまで巨大化・肥大化してもPerfumeの基本スタンスは変わらないんだよ、と3人は約束してくれました。
 しかし、ぎっしり埋まった大会場全体をざっと眺めたところ女性ファンの方が多かったようにも見えました。(僕が最初行ったGAMEツアーは男8:女2ぐらいの割合でした)
 僕が好きになった頃(エレワ発売直前くらいです)のPerfumeとは取り巻く環境や立ち位置も大幅に変化したのを実感します。
 ウエットな感情を引きずったまま帰路につくまでの間、これから世界へ打って出るPerfumeに一抹の不安感が拭えない事を再確認してしまったのも事実です。
 次回更新ではそのあたりの違和感について、これまた長文になると思うのですがなるべく自分の言葉で、自分の思うままを書き綴りたいと思っております。


追記:Liveそれ自体は完成度が高く、最後は俯瞰視点ではなくしっかりノリノリで踊りまくっていたことを付記しておきます。

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