在宅ももクロファンが見つめる「ももいろクリスマス2011」

 12月25日。世間ではクリスマスから早くも年末→新年へのラストスパートが始まる中、「さいたまスーパーアリーナ」において、ももいろクローバーZ史上最大規模のライブ、「ももいろクリスマス2011」が開催されました。
ももクロ「ももクリ」で1年の総決算、来年はさらなる頂へ - 音楽ナタリー >おなじみナタリー記事。

 …とはいえ幾何級数的にファンを増やし続けるももクロ、大型ライブを決行するたびに箱が大きくなって毎度史上最大言ってるわけですが。

 当ブログにおきましても今年一番(ってほど更新してませんが)話題として取り上げたのが多かったし、検索で飛んできた方が多かったのもももクロでした。僕のももクロ熱と世間のももクロ熱は正比例していると言ってもいいでしょう。

 そんな私ですがこの「ももクリ2011」なにを隠そう参戦しておりません!

 世間では23・24・25と三連休を過ごされた方もいると風の噂に聞きますが、僕にはどこの世界のお話それ?という感じで極めて日常的に仕事しておりました。
 とはいえ当日25日はちょっとした雑事をこなすだけで割と早く仕事が終わってしまい、現場へ駆けつけたモノノフ(濃いももクロファンのことです)達のツイッターなど眺めつつ、一人暗澹と遠く埼玉の盛り上がりを見つめていたわけです。そんな「在宅ももクロファンが見たももクリ2011」を今日はネット上に上がった話題と僕の妄想だけで見たような気になるべくまとめてみたいと、今回はそういう趣旨の更新です。どうぞよしなに。(なお今回はライブのネタバレが多分に含まれております。いずれDVD化は間違いないはずなので、そこでまっさらブルージーンズな気持ちでライブを初観覧したい方は以下の文章を華麗にスルーしていただけると幸いです。

 まずはこちらのリンク先を見てくれ↓
http://listen.jp/newtype/anisonnews_003433.htm 【アニソンニュース〜聖なる夜に1万人が熱狂!ももいろクローバーZ さいたまスーパーアリーナ公演公式レポ】
 画像やセトリの他ライブ全体の流れが細かく載っており充実の内容。前述のナタリー記事と合わせて表面上の報道記事としては完璧でしょう。
 ツイッター上にはこういった公式記事には現れない現場の生の声が溢れておりました。主だったものをまとめておきます。

 【一番多かった声が「運営の不手際」
 「物販開始を2時間半前倒しして行列対策」したそうですが物販の規模が会場の規模に合わせずいつもと同じなのでとんでもない行列ができたようです。特に開場限定販売シングル「白い風」CDは売り切れで開場ではなく結局通販で買うハメになった方も多いようで。噂によると会場販売枚数1500〜2000枚程度だったようです。
 そして今回最大の問題、「開場時間の遅れ」18:00〜開演だったのですが結局1時間も遅れたそうで。演出担当の佐々木敦規氏によるツイート↓

色々と機材的なトラブルがあり客入れ時間及びスタート時間押しました。みなさん本当にすみません。その分も一生懸命頑張りますのでみなさんどうか宜しくお願い致します。

Twitter. It's what's happening.
 機材トラブルだったようです。今回は上記リンクにもある通り演出面がかなり手が込んでおりその準備で遅れたようです。パイロ、火柱、客席大風船、銀テープ、リフト、LEDのモニターと照明、ブロワと吹き流しなど舞台装置は元ネタの「PRIDE」譲りでしょうか。そのせいでどうやらセトリから「走れ!」と「ももいろパンチ」の2曲が削られるハメになったらしい、という噂もあり、古参ももクロクラスタの怒りは「Chai-Maxx」の会場演出を上回るほど爆発しておりました。「1時間くらい遅れてもいいだろ」との声に「その遅れで最後まで見られない地方ファンの気持ち考えたことあんのか」なんて小競り合いも起こっておりました。これは今後一考したいところです。

ももクロZ試練の七番勝負エピソード2の開催発表
そろそろエピソード1のDVDも発売ですが第2弾やるそうです。場所は東京キネマ倶楽部 (東京都) 料金立見 4,000円 ※ドリンク代別途必要とのこと。
今のとこ候補として上がっているのが真樹日佐夫矢追純一バナナマンだそうです。バナナマンは親ももクロ派なんでいいとして、前者2人は割とガチでヤバげな方なので今から不安でいっぱいです(笑)

来春2012年4月21、22日に神奈川・横浜アリーナで2デイズライブ開催決定発表
ももクロ、発表に「どういうことだよ!」 | 日テレNEWS24
詳しくは上記リンク先を参照のこと。ガチ切れしておりますねw夏菜子の「どういうことだよカワカミ!」はまんま夏菜子声で脳内再生されました(笑)サブタイトルの『春の一大事』には「オイちょっと待て」「不吉な予感さすなw」との声多数。

他小ネタまとめ
・会場前でヒャダイン氏による即席撮影&握手会が行われた。
・会場近くのダイソーでは扇子(『ワニとシャンプー』で振るため)がやたらに売れ、店員が「今日何があるんですか?」と困惑したそう。
・会場であるさいたまスーパーアリーナは東北大震災の時の避難所になっていたために、「ももクロのニッポン万歳!」の東北パートが特に泣けたとのこと。
・そのニッポン万歳。ももかのイヤモニが断線するというハプニング。ライブではやや走り気味になる東北パート(ただでさえ速いのに)が遅れてしまった。
・そのリズムの遅れを「なんか粉もの多くなーい?」で取り戻したところはさすが佐々木プロ、との声しきり。
・『overture』ではいつも舞台裏で待機しているわけですが、今回はインタラクティブ演出。これが初かな?
玉置成美さんご来場で本人前に『BELIEVE』熱唱。

初めてBelieve歌ってくれてるのを生で見た。なんか、嬉しかったなぁー。

Twitter. It's what's happening.ご本人のツイート。ミヒマルもはよ
・『サンタさん』における「れにちゃんのちょっといいとこ」はラジカセを消す手品としおりんが入った箱脱出マジック。大した長い尺でもないのに大掛かりだなオイw
・↑その際に使われたのはおなじみポール・モーリアの『オリーブの首飾り』をアレンジしたもの、だそうで。DVD化に向けての著作権対策でしょうか。
・『サンタさん』衣装はサンクスのセーラー服衣装をアレンジしたものだそう。楽しみ。
・怪盗でマーティー・フリードマンの立ち位置が中央なのはどうなのか、という声。ただその後の夏菜子エビ反りで「ももクロはジャンルの枠など軽く飛び越える」を象徴しているようだった、という好意的な見方も。
・新曲「猛烈宇宙交響曲・第七楽章『無限の愛』」夏菜子ソロ部分でさっそく歌詞を間違える。…というか聞いた方も初めてだろうにこれよく気付いたねw(追記:『白い風』の間違いでしたてへぺろ
・曲の始まりに曲名をいちいちアナウンスするのいらない、との声。
・コールやペンライトの振り方など見よう見まねでやりつつ、途中から「あーりん!」と大声で叫ぶご新規さん。微笑ましい。
・…かと思いきや父息子で来ていて、ウリャ・オイ!ウリャ・オイ!の煽りの「ウリャ」部分を息子さんが担当されている教育の行き届いた親子連れもいたそうで。
・通路にももかの手袋が落ちたのをカップルの男性が拾い、係りに届けたとこガン無視され、結局彼女にあげたとのこと。リア充爆発(ry
・入場遅延についてももクロは謝罪せず、「待っていてくれてありがとう」と感謝の言葉を述べたとのこと。これはいい話。責任かぶるのは運営だけでいい。(翌日のUstで川上マネージャーの謝罪がありました)
・終了後はクリスマスソングが流れしっとりと余韻に浸れたそう。
・終了9:30過ぎで15歳のあーりんは厳密には労基法違反ですが、「子役や歌手などでも、厚労省が「歌唱、演技などが他人によって代替できず、人気がある」などを基準に判断し、「自営業者」とみなした場合は労基法の規制は受けない」という一項もあるそうです。すでにしてあーりんは自営業者なのです。

 ももクロ(Z)のライブの歴史→路上、ヤマダ電機日本青年館(1300人)、中野サンプラザ(2200人)、よみうりランド(6000人)、埼玉スーパーアリーナ(10000人)、横浜アリーナ(17000人)これがたった3年足らずの出来事です。ひたすら前へ。攻めの手を緩める気配がない、往年のスタン・ハンセンを見るようです。

 AKBの巨大勢力に風穴を開けるべく来年も大爆発してほしいものです。

 このように

 それでは皆さん良いお年を!