今さら JOIN ALIVE を 『予習』 する
7月23・24日と北海道は岩見沢グリーンランドで開催された夏の音楽フェス「JOIN ALIVE 2011」に参戦してきました。
おいでませ岩見沢
当ブログにおいてもたびたび音楽の話などをしている訳ですが、ぶっちゃけ音楽はアイドルとゲーム音楽以外全然詳しくありません。そんな僕がなんでまたフェスなんて酔狂な(失礼な)イベントに参加してるかというと!
これですよ!↓
Perfumeが北海道野外ライブ「JOIN ALIVE」に緊急追加(ナタリー)http://natalie.mu/music/news/49291
Perfume、北海道夏フェス初参戦!なんであります。これまでロッキンやらサマソニやら本州開催のフェスにPerfume出演が決定するたびに、下唇を噛み切らんばかりの勢いでグギギしてきた北海道民。今こそ反撃のチャンス、とばかりにチケ発売と同時にローソンへ駆け込み、大枚8500円はたいてチケットGETですよ!
これまで北海道の夏フェスといえばRSR(ライジングサン・ロックフェスティバル)が有名で、この「JOIN ALIVE」というフェスは2回目の開催。知名度的にも規模的にも劣っている感は否めません。
そこへ!発展途上のこのフェスの盛りたて役として(多分)!我らがPerfume緊急参戦、と相成ったわけですね。
ところが冒頭に申し上げた通り、「音楽好きの音楽無知」である私。他の参加アーティストの音楽は聴いたことないぐらいならまだしも、アーティスト名すら初めて知った、という方がけっこういるのですね。
ちなみにこれがタイムテーブル(公式HPのスクショ)↓
2日目のユニコーンやYUIなんかも魅力十分ですが、体力的にもたんだろうな、という懸念があったため断念。そこで23日(土)のみ参戦したわけですが、ここで問題発生。
以前このブログで書いたかもしれませんが僕は割と休日が不定期な仕事をしているので、土曜日が一日たっぷり休めるかどうか、かなり微妙なとこだったんですね。もし直前でドタキャンみたいなことになったら札幌に住む家族(←最近AKBしか聴いてない人)に無理やり行ってもらおっかなーとか思ってたんですけどね。そんでその週の水曜あたりにやっと行ける算段が立ったところで知らないアーティストの予習でもしとこっかなーと思ってたんですけどね。………えっとですね、多趣味なんですよ僕。
仕事中はラジオの録音聞いてることが多いですし、帰宅してもゲームやったりサッカー見たり(なでしこ優勝おめでとう!今さら!)イチからアーティストの良さがわかるまで聞き込むのがめんどくさい時間がなかったんです。
言い訳終わり。そんでね。今回は23日の出演アーティストをあらためて振り返ってこれは聞いとけば良かった!だの、これは聞いてたけどそういう人たちだったのねだの、これは別に知らなくてよかっただの、予習したつもりのセルフ反省会をしてみよっかなーという趣旨です。もうWikipediaと首っ引きです。
1.かりゆし58…沖縄出身。「かりゆし」はめでたい、の意。58は国道58号線から。6thシングル「サヨナラ」が松山ケンイチ主演ドラマ「銭ゲバ」主題歌に起用されオリコントップ10入りのスマッシュヒット。
トップバッターのこの方たち。何となく名前は知ってました。音的にそれほど好みでなかったので流し聞き。
2.SOIL&"PIMP"SESSIONS…6人組ジャズバンド。メンバーは自分たちの音楽を「デスジャズ」と称している。
ごめんなさい、まったく知りません。ウィキによりますと、椎名林檎の「カリソメ乙女」のバージョン違いに参加してるんですね。
林檎さんかわえええ(そんだけかよ)
3.高橋優…アミューズ所属。「福笑い」がプチヒット。
この曲は知ってました。ラジオ聞いてるとよくかかりますね。同事務所ってことでのっちブログにも名前が載ってました。あとWiki読んだら自分とのすごい共通点を見つけてしまいましたが個人情報なので個人的に驚いておきます。
4.クラムボン…原田郁子、ミト、伊藤大助による3人組バンド。CMソングやアニメ主題歌などに数々起用されている。
宮沢賢治の小説に出てくる妖怪から取ったバンド名だというのは初耳でした。個人的には「なんとなくipodに入っててたまに聞きたくなるバンド」ぐらいの印象。「サラウンド」や「シカゴ」などはけっこう聞いてたので演奏してくれたのは嬉しかったです。
5.Fear, and loathing in Las Vegas…日本のスクリーモバンド。ミニアルバム『NEXTREME』がオリコンデイリーランキングで初登場5位。
ウィキの情報少なっ。スクリーモってなんだろう(゜‐゜*) …クラムボンの真裏なので当然見てないです。今PV見てみましたがそれほど好みでもない感じなので後悔なしです。
6.BELAKISS…ロンドン出身の4人組バンド。リンゴ・スターの孫娘がベース・ボーカルとして在籍。
7月27日、日本先行デビュー、なんだそうで。フジロックにも出るそうです。洋楽オンチなのでスルー。PV見てもよくわからん。
7.coldrain…日本の5人組ラウドロックバンド。ボーカルはバイリンガル。
アニメ主題歌に色々起用されたり、『Die tomorrow』って曲がウイイレ2011の挿入歌になってたりと、「いつの間にか聞いてる」バンドではあったっぽいです。当然見てません。よりによって次のアーティストと時間かぶるとは…
8.Perfume…ご存知、日本最高にして最強の女性3人組テクノポップグループ。説明するのさえ無粋。
以前のっちがサマソニ初出演の際「オープニングアクト」と「ヘッドライナー」を言い間違えた話は有名ですが、この日の「ヘッドライナー」は贔屓目抜きでPerfumeでした。登場時の歓声と空気の変化、後述のホルモンに迫る高圧縮モッシュ、会場の一体感といずれもこの日最高のボルテージであったと思います。長らく北海道はPerfumeファン不毛の地としてなぜか冷遇されることも多かったわけですが、今回の映像を見れば北海道にまでPerfumeの威光は確かに届いていると感じられるはずです。頼むよアミューズさん、徳間さん!<ちなみにこの日のセトリ>
FAKE IT(SE)→レーザービーム→ワンルーム・ディスコ→Perfumeです♪→パーフェクトスター・パーフェクトスタイル→VOICE→PTAのコーナー→チョコレイト・ディスコ→ポリリズム
9.Galileo Galilei…北海道出身の4人組男性バンド。アニメ「あの日見た花の名前を僕は知らない」OPテーマ「青い栞」がオリコン9位に。
アニメ見ないので知らなかったんですが歌ってたんですね“あの花”のテーマ曲。地方ニュースで見た時の『知床旅情』をカバーした人たち、という知識しかなかったです。最近ニコニコも見てないからな…(´・ω・`)
10.OKAMOTO'S…4人組男性ロックバンド。中学校からの同級生4名で結成。全員が岡本太郎好きで、ラモーンズのように全員がオカモト姓を名乗る。
ダウンタウン浜田の息子がベースやってるバンドがあるとは聞いていましたがこのバンドだったんですね。ちなみにこの人です↓
似てます
11.スガ シカオ…東京出身のシンガーソングライター。本名 菅 止戈男。自身の楽曲の他、ユニット「福耳」のメンバー、SMAPに提供した「夜空ノムコウ」の作詞者としても知られる。
本名むずっ(@_@;) 僕は「奇跡」という曲が大好きで夏になると必ず聞きたくなるんですが、この時間思いっきり飯食ってたので聞き逃しましたテヘペロ 「奇跡」やってくれたかご存知の方いたら教えてください。この人Perfumeの大ファンで、特に『マカロニ』は本人に向かって「君たちが思っている以上にこの曲はいい曲」とか言ってましたね。
12.ナオト・インティライミ…ソロミュージシャン。INTIは太陽、RAYMIは祭りという意味のケチュア語。
世界一周の旅をした、アラファト議長の前で「上を向いて歩こう」を歌った、かつて柏レイソルユースにいてエジプトでプロにスカウトされた、など周辺情報ばかり知ってる人。CMソングになった「今のキミを忘れない」は北川景子の顔とセットで何となく知ってます。好みではないですごめんなさい。
ここでまだ半分(-_-;)…ひと休みにコンパニオンのお姉さんのお尻画像をどうぞ
盗撮しました(怒られるなこりゃ)
13.小林太郎…シンガーソングライター。元・小林太郎とマサカリカツイダーズ。
本気でラーメンズの背の高い方かと思ってました(あれは小林賢太郎)。「美紗子ちゃん」て曲がドラマの主題歌になったそうです。興味ナシ('_')
14.マキシマム・ザ・ホルモン…八王子出身の四人組ハードコアバンド。略称ホルモン・MTH。マキホルと略すとバカにされるので要注意。
ある意味、僕の重い腰を上げさせたのはこのバンド、と言えるかもしれません。というのもPerfume目当てとはいってもワンマンじゃないし、せいぜい5〜6曲だろう、新曲もマニアが喜ぶレア曲もやらないだろうと推察していたので、Perfumeだけでは岩見沢までチケット代と交通費かけて行く行動力&経済力が僕にはないからです。お察しの通り「恋のメガラバ」からの浅いファンですが、それ以降の曲は大方知ってるし、よく聞いてます。「F」や夏フェスの定番「恋のメガラバ」、「鬱くしき人々のうた」など披露、MCでもナヲ姉とダイスケはんの掛け合いはこの日一番の爆笑をかっさらってました。定番の「恋のおまじない」や自称Perfume第4のメンバーであるナヲ姉の「Perfumeですっ♪(フリつき)」も見れて最高でした。Perfumeで既に体力尽きてたので、客席のモッシュ&ダイブはグラスシートからのんびり眺めてました。
Tシャツも買ったよ(グロいねごめん)
15.The Mirraz…四人組ロックバンド。アークティック・モンキーズのパクリバンドと揶揄されることも多い。
…そうなんですが、そのアークティック・モンキーズを知りません。このへんはラーメン食べるのに行列並んでたんでほとんど聞き逃してました。
16.SCOTT MURPHY + SPARKS GO GO…元・アリスターのスコット・マーフィーと老舗道産子バンドスパゴーの合同ユニット
これ見逃したのはほんと残念です。…というのもツイッター上での評判が良く「これ見れただけでも幸せ」とかのツイート読んでしまったからです。ラーメン食ってる場合じゃなかった…。だってVelvet Circus(これやってるステージ)遠くて歩くのめんどかったからさ…ビールとかも飲んでたし…(言い訳)
悔しいのでなつかしの動画をひとつ。旧友奥田民夫とやったルーシー。
2日目行けなかったリベンジも兼ねてます。
17.the HIATUS…活動を休止したELLEGARDENの細美武士が立ち上げたプロジェクト。「HIATUS」の意味は、中断・隙間。
さらに元ミッシェル・ガン・エレファントや東京事変のメンバーなんかもいる、ひそかな豪華メンバーなんですね。ラーメン食べながらダラダラ聞いてましたが。やたらにMCが腰低かったです。細美さんパンフで「細実」って誤植されてたし。
18.雅-MIYAVI-…ギタリストとして独特のプレイスタイルを持つ。自身のファンの事を「Co-miyavi=仔雅(こみやび)」と呼ぶ。
サッカー選手を目指していたが断念、元ビジュアル系バンドDue'le quartzに所属し作詞作曲ほぼ全てを担当、ツアーメンバーが「石原軍団ジャポン」、妻が元歌手のMelody(けっこう好きだった…)と逸話の多い人なんですね。名前は覚えた。
19.黒猫チェルシー…4人組ロックバンド。ボーカル・渡辺が映画「色即ぜねれいしょん」で主役を務めた。
wiki見ても俳優活動しか載ってない…。デビュー曲「猫Pack」を検索したら猫がビニールパックに詰められたかわいそうな動画とか出てくるし…、この人らの情報に関しては保留ということでよしなに。
20.THE MUSIC…イギリス・リーズ出身の4人組ロック・バンド。
フジロックに必ずと言っていいほど参戦する親日家のカッチョいい外人さん。MCも日本語&簡単な英語でこなし、日本フェス慣れしてるなーという感じでした。長髪だと思ってたボーカルがすっかりハゲてて(スキンにしたの?)キメンティみたいになってました。2011年ラストツアー後に解散だそうで残念至極。
この人らの情報&動画ってバンド名があいまってすっごい検索しにくい…。(;゜ロ゜)ハッそれが解散の原因…(たぶん違う
21.Signals…元BLANKEY JET CITYの照井利幸を中心として結成された3人組バンド。昨年のRSRにも出演。
「自身のロックンロールのその後を投影するかのようにサウダージ感に溢れるスピリチュアル・アンビエントとも云うべきサウンドに結実した」バンドなんだそうです(某紹介記事より)。日本語でおk。
22.真心ブラザーズ…結成22〜23年(本人達もちゃんと把握してない様子)を迎えるフォークデュオ。伊集院光も大ファン。
この日一番見てて「ホッとした」アーティストでした。ほっこりとしたトークと、夏のアンセム「サマーヌード」・デビュー曲「うみ」・国民的な名曲、と大仰に言いながらも「一分半で終わりますからね!」と前置きした「どか〜ん」・そしてゆっくりと客席のウエーブを促した「空にまいあがれ」と定番曲中心のラインナップ。MCでも「僕らだけちょっと早い岩見沢フォークジャンボリーのような…」「Perfumeが僕らをスルーしてホルモンの方へ駆け寄っていきました…(ホルモン亮君・ナヲは真心の大ファン)」「ホルモンになれなくてもカルビぐらいにはなれたでしょうか」など自虐トークが冴え渡ってました。ビールや爆音で荒れた胃にすごく優しいライブアクトでした。
23.Caravan…日本の男性歌手。他のアーティストへの楽曲提供も積極的。
…というかwiki見た限りでは他アーティストへの提供曲の方が有名な感じですが…(゜‐゜*) ステージ遠かったので見てませんが後悔も特になし。
24.KEN YOKOYAMA…元・Hi-STANDARDギター、ソロ活動時以外は本名の横山健を名乗る。
Twitterでも大活躍中の健さんがこの日のトリ。ごめんなさいこのへんもうビール飲みすぎて頭痛くなってよく覚えてません。Hi-STANDARDも今年再結成だそうで、あらためてアルバム(確か2枚くらい持ってた)聞きなおしてみようかな。
…てなわけで、駆け足ですが「JOIN ALIVE の予習」を今さらやってみました。わ、なんか音楽知識増えた気がする!全部書くの5時間かかったけど!(こんな稚拙なダラダラ文章でもそんぐらいかかってるんですよ(´・ω・`)ショボン)
あと全体に言えることなんですが、このフェス自体がまだ「幼いな」という印象を受けました。非常にわかりにくく効率の悪い物販、会場内の行き来のしにくさ、アルバイトらしきスタッフの手際の悪さ、そして北海道ならではの夏フェスなのに「寒さ対策」が必要という点に対する配慮。札幌からの送迎バスなんかもタダにしちゃえば高校生なんか敷居低くなっていいんじゃないかと思うんですがどうなんでしょ。もしJOIN ALIVEで検索してうっかりこのサイト来ちゃった関係者さんはこのへんに留意して第3回の開催に臨んでください。